平成29年度 発掘最前線 7月

 

2017年7月3日 (月) 7週目

発掘調査現場の公開を開始しました!

あいにくの雨天でしたが、たくさんの方に見学していただきました。

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7月3日(月)、第41次発掘調査現場の公開が始まり、あわせて発掘調査現場ガイドもスタートし、初日は約30名の方にお越しいただきました。見学者の皆さんは担当者による発掘調査の説明に耳を傾けていました。
 現場の公開は平日9〜12時、13〜17時に、現場ガイドは公開日の11時から行っています。縄文時代の土の様子や遺物を間近で見ていただけますので、ぜひお越しください。

2017年7月10日 (火) 8週目

土偶の破片が出土しました

写真 土偶(裏面)の出土状況(赤い丸部分)と、土偶(表面)の破片(左上)です。

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土器の破片などと一緒に土偶の破片が出土しました。破片の大きさは10cm程度で、右腕から胴にかけての部分と思われます。縄を押してつけた直線や馬蹄形の文様が確認できるため、今から約5000〜4500年前の縄文時代中期前葉のものと考えられます。胴の中心と思われる部分の破断面には、穴が開けられていた痕跡が確認でき、土偶の口から足まで貫通する穴(貫通孔かんつうこう)と考えられます。

2017年7月18日 (火) 9週目

盛土と考えられる箇所から遺物が出土しています

写真 写真手前の灰色の層に土器がまとまって出土しています。

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現在調査を行っているKトレンチ(小ドーム北東側)では、盛土と考えられる炭や焼土などを多く含む層から、遺物がまとまって出土しています。層によって遺物の量には違いがあるようで、手前に写っている灰色の層には土器が多く出土しています。土器はその文様などの特徴から縄文時代中期前葉(5000〜4500年前)のものと考えられます。

2017年7月24日 (月) 10週目

異形石器が出土しました

写真 異形石器が出土した時の状況です。

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Mトレンチの捨て場と考えられる箇所で、異形石器(いけいせっき)が出土しました。縄文時代前期末葉〜中期前葉の土器が出土する層から見つかりました。幅が5〜6cmほどで、津軽半島を流れる蟹田川周辺などで採れ、薄く割れる特徴をもつ珪質頁岩(けいしつけつがん)という石で作られています。
 異形石器は、何に使われたか、はっきりとはわかっていませんが、三内丸山遺跡ではこのような三日月形の異形石器が他にも多数出土していることから、何らかの道具として使われた可能性が考えられています。

2017年7月31日 (月) 11週目

発掘体験が行われました

写真 発掘調査の作業員さんの指導を受けながら、調査を体験します。

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8月1日(火)、今年度発掘調査を行っている遺跡北端部で、さんまる縄文体験「体験!発掘調査」を開催しました。参加者のみなさんは、現在調査が進んでいるKトレンチで、普段使っているものと同じ道具を使って調査を体験しました。
写真の調査区では、土層が硬くしまっている部分があり、掘り進めるのが大変でしたが、土器や石などを見つけた方もいました。

 

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