平成29年度 発掘最前線 8月

 

2017年8月7日 (月) 12週目

小型土器が出土しました

写真 大きな石と一緒に出土しました。

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Kトレンチの捨て場と考えられる場所から小型土器2点が出土しました。底部の直径は5cmほどで、黄色の丸で囲った小型土器は、文様などから約5000〜4800年前のものと考えられます。隣の土器の破片の大きさと比べると、非常に小さく作られていることがわかり、まつりなどに使われたものかもしれません。

2017年8月14日 (月) 13週目

石棒が土器の上で出土しました

写真 Kトレンチの捨て場と考えられる箇所で見つかりました。

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Kトレンチで、土器の上に石棒がのった状態で見つかりました。このような特殊な出土状況からは、まつりなどなんらかの行為を行った可能性も考えられます。周辺で見つかっている土器の破片から、縄文時代中期前葉〜中葉(約5000〜4500年前)のものと推定されます。

2017年8月21日 (月) 14週目

漆塗りの土器が出土しました

写真 Nトレンチではこの時期の土器がまとまって出土しました。

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新しく設定したNトレンチで、遺構の堆積土から漆塗りの土器が出土しました。赤漆で内外面を塗っていて、土器の縁に付けられた突起の形などから、縄文時代中期後半(約4200〜4000年前)のものと考えられます。装飾性が高いことなどから、煮炊き以外の特殊な用途に使われた可能性があります。

2017年8月28日 (月) 15週目

埋設土器が確認されました

写真 近くでは破損した石皿や敲磨器類も出土しました。

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Nトレンチの南側では、延長したサブトレンチで土器埋設遺構が複数確認されました。埋設土器は子供の墓と考えられており、これまでの調査で縄文時代前期後葉〜中期末葉にかけて、北盛土周辺に集中して約500基構築されているのが確認されています。今回確認されたものもその墓域の一部と考えられ、時期がわかるものでは縄文時代前期末葉(約5000年前)のものがあります。

 

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