イベント情報

☆さんまる縄文学講座☆ 
 
 全10回のさんまる縄文学講座を開催しました。各地の考古学の専門家や県文化財保護課の専門職員が、三内丸山遺跡の調査成果や縄文文化について講座をおこないました。来年度の講座は決まりましたら、ホームページやチラシなどでお知らせします。


9月3日 第7回:「北海道の縄文時代」 講師:北海道教育庁 藤原秀樹 氏
 北海道における縄文時代の特徴について講義していただきました。世界遺産を目指す縄文遺跡群の北海道にある構成資産の特徴を解説され、土器や交流を示す黒曜石などの石材の特徴なども解説していただきました。土器は青森県など北東北地方との影響関係をもとに、縄文時代を通じてどのような特徴があるのかを説明していただきました。また、石器の石材などは北海道から本州へもたらされていることなどから両地域の関係の深さも説明していただきました。



 

10月22日 第8回:「北東北と南東北の融合 −御所野遺跡−」 講師:一戸町教育委員会 菅野紀子 氏

世界遺産を目指す縄文遺跡群の構成資産のひとつである、御所野遺跡について講義していただきました。
縄文時代中期後半の御所野遺跡は北東北・北海道南部と南東北に展開した文化の緩衝地帯にあり、土器などが双方の文化の影響を受けていることを解説していただきました。焼失竪穴建物跡の発掘調査からは、屋根が土葺きであったこと、矢じりの生産遺跡であったこと、アスファルト流通の要所であったことなども説明していただきました。



11月5日 第9回:「4つの環状列石 −伊勢堂岱遺跡−」 講師:北秋田市教育委員会 榎本剛治 氏

 世界遺産をめざす縄文遺跡群の構成資産のひとつである、伊勢堂岱遺跡について講義していただきました。縄文時代後期前半の遺跡で、4つの環状列石がひとつの場所につくられているのは他に例がなく、当時のまつりなどを考える上で重要な遺跡であることを説明していただきました。また、環状列石のつくり方や、周辺から出土した遺物の特徴、現在の史跡整備の状況や普及啓発活動も説明していただきました。



11月19日 第10回:「土と縄文人」 講師:文化財保護課 神 昌樹

 土器や集落における土地利用など縄文人が積極的に土に関わり合いをもってきたことを講義しました。特に、土地に刻まれた縄文時代の遺跡を紹介し、その種類や特徴をみていくことによって、集落の具体的なありかた、狩猟場などの地形的特徴を考察し、解説しました。このような遺跡は開発に伴い調査されたものが大半で、史跡などとして保存されるものはわずかですが、いずれも当時を考えるものとして貴重であることを説明しました。



 

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