縄文時代の扉を開く

環境  縄文の人々は、自然に積極的に働きかけて住みやすくしていました。
■ 当時の環境 ■
  当時は現在より少し暖かく、年間の平均気温が2度から3度くらい高かったと考えられています。したがって海が現在よりも内陸に入り込んでおり、標高5メートル前後が海岸線と考えられます。
  このあたりは集落ができる前はブナやドングリなどがたくさん生えていた豊かな森でした。集落を作るときにクリやクルミを残してそれらの樹木は伐採されてしまい、大部分がクリ林となり、人間が管理していました。集落の中には大きな木はなく、雑草が生えている程度でした。生活しやすいように自然そのものも縄文人が作り替え、維持管理していた様子がわかってきました。
■ ゴミ問題 ■
南盛土の断面   縄文時代は定住社会であり、単にゴミが増えて不衛生になったというだけでは他の場所に移動することはあまりなかったようです。集落のなかにゴミ捨て場をつくるということで、その解決がはかられていました。
  しかし、当時の人はゴミを単なる不要物としてみていたわけではないようです。盛土からはヒスイの玉や土偶もたくさん見つかります。ゴミ捨て場自体がおまつりの場所になったり、物を捨てるということの中に、再び帰ってきて豊かさをもたらすことを祈る気持ちが込められていたともいわれています。

 

copyright SANNAI MARUYAMA 2012 all right reserved.