特別研究

特別研究成果
10年度11年度12年度
共同研究
■技術分野

実施年度 平成10年度
研究テーマ 三内丸山人の資源利用モデルの構築
研究者 西本豊弘、谷  正和、樋泉岳二、新美倫子、佐藤孝雄、坂口  隆
  内  容
  三内丸山遺跡を一つの生物体と考えて、それを維持するためのプロセスをモデル化することを目的に研究した。
  具体的には重要な食料資源であるクリの生産量の推定、魚類の構成比と漁労活動、三内丸山遺跡から40km圏内の遺跡分布について詳細に分析したほか、建築材、土器の生産量、竪穴住居の時期別住居数、三内丸山遺跡のテリトリーについても研究した。
  魚類は生息環境では底魚類・磯魚・表層回遊魚など多彩で、サイズも様々で、周年にわたる漁労が推定された。
  遺跡分布の研究では、三内丸山遺跡周辺の前期の居住遺跡が中期には減少することが示された。
  クリの生産量については同じブナ科のブナ・アベマキの収穫量から推定復元し、カロリー換算し三内丸山遺跡における人口扶養力を推定した。
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実施年度 平成11年度
研究テーマ 三内丸山人の資源利用モデルの構築2
研究者 西本豊弘、谷  正和、新美倫子、広木詔三、マーク・ホール、建石  徹、
小林園子、津村宏臣、北川千織
  内  容
  平成10年度の研究をさらに発展させ、野生クリの実の収量を計算するための基礎的研究として採集調査を行ったほか三内丸山遺跡の交換活動を考えるためにヒスイの出土例を集成した。
  さらに3次元コンピュータグラフィック(3D-CG)による景観復元、地理情報システム(GIS)を用いた三内丸山遺跡周辺の遺跡立地分析や植物資源・動物資源の生産量の推定などを行った。
  野生クリの採集調査では、実の収穫期間、収穫量、可食部の乾燥重量についての定量的なデータが得られた。
  ヒスイ出土の文献調査では、北海道・青森で特に多いことや時期や地域による変化が示された。
  地理情報システムを用いた分析では、遺跡立地と標高や傾斜角などの地形因子、想定される動植物資源、そして、その関係性を分析した。
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実施年度 平成12年度
研究テーマ 縄文時代のクリ林利用の技術史
研究者 鈴木三男、高島成侑、清和研二、杉田久志、能城修一、山田昌久、
佐藤洋一郎、山本俊哉、陶山佳久
  内  容
  縄文時代はクリは食糧資源としても木材資源としても重要であるが、基準となる数値は提示されていない。
  クリの役割を明確にするため、クリの群落生態学的な調査や、実験林での皆抜・クリのみ択抜・クリのみ残して皆抜の調査区を設定し経年変化の比較や遺伝子解析、年輪成長解析などのほか、建築用材としてのクリ材需要量の算定などを行った。
  群落調査では雑木林の中に含まれるクリの本数を直径毎に調査し、建築材として利用可能なクリの本数のデータが得られ、集落建設に必要な雑木林の面積を推定した。
  また伐採方法の違いによるクリの萠芽再生能力の違いについてのデータが得られたほか、現生のクリの遺伝的多様性の解析ではSSRマーカー開発の目処がつく等の成果が得られた。
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