【展覧会】 三内丸山遺跡センターオープン記念春季特別展 「縄文の色-縄文人が魅せられた魔法の石・黒曜石ー」
スケジュール
日付:2019年4月06日 ~ 2019年6月09日
会場:三内丸山遺跡センター
会期
2019年4月6日(土)~6月9日(日)
観覧時間
9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)※GW期間中と6月1日~9日は18:00まで開館
休館日
4月22日(月)・5月27日(月)
観覧料
一般900円(720円)、高校生・大学生等450円(360円)、中学生以下無料
※( )は20名以上の団体料金
※特別展観覧料で遺跡を含む常設展もご覧いただけます。
主催
三内丸山遺跡センター
イベントチラシ
イベントチラシ(PDF)はこちら
縄文の色と聞かれて、みなさんは何を想像するでしょうか?
縄文時代の代表的な技術である、漆製品の鮮やかな赤色を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、縄文を代表する色には、赤をはじめ、緑、白のほかに黒があります。
黒色の代表的な縄文時代の出土品といえば、そう黒曜石です。黒曜石は、狩猟の道具の弓矢や槍、調理などの道具であるナイフなどに加工され、縄文時代の生活にはかかせない道具の材料です。天然のガラスである黒曜石は、加工しやすく、刺したり、切ったりする作業に最適でした。
三内丸山遺跡には、日本各地からさまざまな黒曜石が交易品として運ばれていました。三内丸山遺跡のある青森県にも黒曜石の産地はありますが、良質ではないため、日本各地の、とくに長野県や北海道のブランド産地のものは貴重であったと考えられます。三内丸山遺跡は縄文時代前期から中期の拠点集落ですが、このような貴重な黒曜石もほかの集落より多く見つかるため、交易の中心であったかもしれません。
透明、赤、漆黒、白い粒々が混じるものなど、産地ごとにさまざまな色や質感があり、縄文人もその魅力に気づき貴重なものとして認識していたようです、
このオープン記念特別展では、縄文人が魅せられた魔法の石・黒曜石をめぐり、そのさまざまな色などを感じながら、三内丸山遺跡という拠点集落が黒曜石交易の中でどのような位置を占めていたのかを読み解いていきます。