重要文化財
今回指定された遺物は平成4・5年に調査した第六鉄塔地点と、平成4~6年に調査した旧野球場建設予定地の竪穴住居跡から出土したものです。
第六鉄塔地点は低湿地だったため、土器・石器(円筒下層a式・b式期のものが中心)に加え、台地上では残りにくい有機質の遺物が多数出土しました。 骨角器は保存状態が良く、針の数が多いのが特徴です。編籠(縄文ポシェット)は縄文時代の製作技法を具体的に明らかにする資料です。
竪穴住居跡の出土品は縄文時代前期中葉~中期末葉の土器・石器が中心です。
指定されてから約15年が経過し、指定品のなかには、経年劣化が進み、修理や補強が必要になってきたものが少なくありません。
このような出土品を、今後も適切に収蔵・保管し、活用できるようにするため、毎年、専門業者にお願いして修理しています。
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※出土品の一部がご覧いただけます。
青森県三内丸山遺跡出土品
第6鉄塔地区出土
土器・土製品 185点 | 石器・石製品 911点 | 骨角牙貝製品 406点 | 木製品 2点 | 編物 4点 |
小計 1,508点
住居跡出土
土器・土製品203点 | 石器・石製品 247点 |
小計 450点
土器・土製品
深鉢形土器 369点 | 浅鉢形土器 7点 | 壺形土器 1点 | 土偶 11点 |
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骨角牙貝製品
針 133点 | 錘 22点 | 刺突具 85点 | 釣針 24点 | 銛頭 2点 |
箆 4点 | ナイフ形牙製品 4点 | ハンマー 1点 | 装身具 27点 | 針入れ 3点 |
骨刀残欠 3点 | 未製品等 101点 |
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石器・石製品
石鏃 134点 | 石槍 45点 | 石匙 530点 | 石錐 83点 | 石箆 17点 |
削器 101点 | 製石斧 13点 | 敲磨器類 13点 | 石錘 2点 | 石皿・台石類 10点 |
砥石 15点 | 擦切具 8点 | 半円状扁平打製石器 14点 | 抉入扁平磨製石器 1点 | 石棒 6点 |
石冠 1点 | 異形石器 22点 | 装飾品 6点 |
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木製品
皿残欠 1点 | 鉢残欠 1点 |
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編物
編籠 1点 | 編物残欠 1点 |
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