重要文化財修理事業報告 令和5年度
重要文化財を修理しました。
三内丸山遺跡の出土品のうち1,958点が平成15(2003)年に、重要文化財に指定されています。
修理や補強が必要なものがあるため、毎年、専門業者による修理を行い、展示などに積極的に活用しています。
なお、本事業は文化庁の国宝重要文化財等保存・活用事業費補助金を活用して実施しました。
令和5年度の修理
今年度は、土器6点、骨角器5点を修理しました。
土器
土器は、破片を接合する接着剤や、石こう等による復元部分の劣化と、全体のゆがみがみられました。
骨角器
骨角器は、壊れやすい部分があり、表面が汚れていました。
修理は、表面の汚れを除去し、アクリル樹脂を含浸させ、脆弱な部分を強化しました。
来年度も引き続き、修理を行う予定です。