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三内丸山遺跡についてabout

発掘最前線2024年

第5週(7月1日~7月5日)

発掘調査現場公開とガイドを開始しました

現場ガイドの様子

 7月1日から発掘調査の現場公開と担当者によるガイドを開始しました。発掘調査の様子を間近で見学することができます。現在、Aトレンチでは土坑墓の上に大きな石が置かれた状態を見ることができます。三内丸山遺跡では環状配石墓と土坑墓を立体表示していますが、道路跡に沿って並ぶ様子は今しか見ることができません。

 11時からは第49次発掘調査のガイドを行います。ぜひ発掘調査現場へ足をお運びください。

第4週(6月24日~6月28日)

土坑墓がみえてきました

土のうによる養生を外した様子

 

 遺構の保護を目的に設置されていた土のうの除去が終わり、過去の発掘調査でみつかっていた土坑墓(大人の墓)がみえてきました。

 この調査区では斜面に土坑墓がつくられており、墓の上には80㎝を超える大きな石や、30㎝程度の石を何個か組み合わせて設置されている様子が確認できます。

第3週(6月17日~6月21日)

第49次発掘調査地点と目的

土のうで遺構を保護している様子

 

土のうを除去した様子

 

 平成10~13年度に検出された遺構は、出土した遺物が動かないように調査終了時に土のうで周囲を保護しています。

 今週は、保護土のうを慎重に外し、再び遺構を検出しました。

 今後、これらの遺構について詳細な時期や構造を調査していきます。

 令和6年7月1日からは現場ガイドを開始します。午前11時から15分程度、発掘調査現場の最新の情報をお伝えします。是非、三内丸山遺跡へ足をお運びください。

 

第2週(6月10日~6月14日)

第49次発掘調査地点と目的

赤:第49次調査地点

黄:平成10~13年度調査地点

青:第2号道路跡

 

 6月3日から開始した第49次調査は、第2号道路跡の北端周辺を調査します。三内丸山遺跡では道路跡が4か所みつかっています。いずれも道路に沿って複数の墓が並ぶことが確認されています。

 第2号道路跡と「列状墓」は平成10~13年度の調査でみつかっており、道路跡の北側は集落の中心部へのびています。道路跡の北端では掘立柱建物跡がみつかっており、墓列はどこまで延びているのか、道路跡の両側に墓はつくられているのかを確認します。また、平成10~13年度にみつかった墓の詳細な年代や構造の確認を目的とした調査も実施します。

第1週(6月3日~6月7日)

第49次調査を開始しました

保護盛土と過去の埋め戻し土

 

埋め戻し土の下の砂

 

 今年度は、6月3日から10月31日までの期間で、第2号道路跡北端周辺で発掘調査を行います。

 第2号道路跡は平成10~13年度の調査で発見されており、道路の西側には墓が並ぶことが確認されました。

 今年度は、見つかった墓の年代や詳しい構造を調査する予定です。

 調査にあたり、重機で遺跡を保護している盛土の掘削を行った後に、過去の調査の埋め戻し土を除去するところから開始しました。

 黄色い土が遺跡を保護するための盛土、その下の黒色土は過去の調査の埋め戻し土です。さらに埋め戻し土の下から、遺構を保護するための砂がみつかっています。

 なお、7月初旬から9月中旬の期間で調査担当者による発掘調査現場ガイドを予定しています。